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内閣官房 (カナダ)[しゅしょうふ] 首相府 (しゅしょうふ、英:Office of the Prime Minister、仏:Cabinet du Premier ministre) は、カナダ連邦政府の権力の中枢の一つである。所在地はオタワにあるパーラメント・ヒルに面したランジュバン棟である。この組織は首相とその補佐官らによって構成されている。補佐官らは首相の決定に対して助言するとともに、首相府を全体として政治的な一団として成り立たせるよう、活動している。官僚が中心の枢密院事務局とは別のものなので、混同に注意すべきである。 ==機能== 首相府のもっとも重要な役割は政府の人事任用である。これは本来枢密院における女王が行うものであるが、カナダは立憲君主制なので、首相による助言に依っておこなうのが普通である。首相府は、君主や総督に対して任命すべき候補者を首相が推せるよう、適切な人材を探すことを助ける。こうした人事には、総督、副総督、上院議員、最高裁判所判事、各省庁の委員会委員長、国営企業の長などがふくまれる。首相府にはまたスピーチライターや戦略立案者、広報スタッフなどもいる。彼らは、首相や内閣のメッセージを形づくるとともに、政府や国内で発生したさまざまな出来事について首相に報告し、政党と政府のあいだの連携をとりもつよう、働いている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「内閣官房 (カナダ)」の詳細全文を読む
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